CCCD対戦記


(2003.1.25記)

 CCCDとはCopy Control Compact Discの略である。コピーコントロールという言葉は、2002年にAVEX社が出してきたもので、プロテクトではなくカジュアルコピーをコントロールするもの、である。

CCCDに関しては以下のサイトが詳しいです


 著作権法から解釈すると、プロテクトかけたものを解除してコピーしたら違法行為となる。が、コントロールであってプロテクトでないからには、複製そのものは違法行為とはならない。デジタルコピーは想定外というのはJASRACの言い分であって、これはこれで著作権者(正確に言うと、代理者か)の言うこととしてはイイとして、今の時代にそんなこと言えるのかということとMP3ファイルが“コピー”か、ということ考えると、結構問題アリ、であると私は思っている。

 ということで、私は、昨年からBoAや島谷ひとみのCD(共にAVEX)をレンタル(ちゃんと金はらっていますよ)し、複製を試みて、ことごとく成功してきた。もちろん、怪しげなソフトを用いたわけではない。対応していないといわれる、Macintosh、を用いたところ普通にコピー出来たに過ぎない。
 この、AVEXのCCCDに関しては、このようなことが多々報告されていたわけであるが、今回ソニーが「レーベルゲートCD」というものを発売し、コピーを認可制にして課金する、ということをはじめ、1/22に初のCDが発売されたので、さっそく試してみた。
 購入した(ちゃんと金だして買ったんですよ。いわば人柱。)のは、CrystalKayのBoyfriend-part II-というマキシシングルである。実は、CrystalKayはすでにレンタルしてコピー済で、このマキシシングルに入っている曲も入っている。バージョンが違うというのはあるが、単に“コピー出来るか”だけが知りたいために1020円(税別)を出したわけである(-_-;)

まずは、ガワのビニールにシールで「レーベルゲートCD」と貼ってあり、パソコンでの再生にはインターネット接続が必要と書いてある。さらにこまかいところでは、「Macintoshには対応しておりません」とハッキリとかいてある。


クリックすると拡大します


まずは、PowerMacG4/800のsuper drive に入れてみたところ、「このディスクは読めません。初期化しますか?」とのダイアログ。おおっ! と思うものの、すかさずToastを立ち上げたところ、なんとCDを認識した。そのとたん、デスクトップにESCL-2385という名前のCDのアイコンが現れた。これをダブルクリックしてみると



となり、中にあるフォルダを開いていくと、



となった。どうも、MQDATAというフォルダ内のファイルが曲データの様である。ところで、Toastのウィンドウでは、



となっている。この「第一セッションのみ・・・・」というのはCCCDには良くあるもので、一枚のCDが2つのセッションになっていることを示すものである。「おや、さっきはアイコン一つだったのに?(こういう場合、アイコンが2つ出ることがほとんど)」と思い、デスクトップを見直すと、アイコンが2つとなり、「オーディオCD1」というものが増えていた。



 こういう場合、この「オーディオCD」というほうに曲データが入っているものなのであるが、開いてみても一つしかファイルがない。このCDは3曲入りなのである。何か変である。
変と思いつつも、Toastでコピーを実行してみたところ、エラーが出てしまった。



こういうときの伝家の宝刀「iTunes」を使ってみたが、CDBD(オンラインのCDデータベース)にアクセスしても曲データを取ってこれなく(しかも2曲として認識)、読み込みさせようとしたがやはりエラーが出てしまった。



これは、まあ、よくあることなのであって、G4のsuperDriveはCCCDにあまり強くないようなのだ。こういうときは、ibookのドライブの方が適しているので、マシンをibook(32MVRAM)に変更した。

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